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2007.10.31

【お知らせ】11/10-21、日本にいます

ショートノティスですみません。
来週末から10日間ほど、日本におります。

11月10日(土)朝、成田着 → 20日(火)午後に発つ予定。
このうち、16(金)-18(日)までは沖縄に行ってしまうため
東京で動けるのは、10-14、19日くらいで、
例によって何やかやと慌ただしくしていると思いますが。
お暇な方、もの好きな方、昼でも夜でもお誘いお待ちしております。

それではみなさま、トーキョーでお会いしましょう。


★追記★
※明日の午後から日曜まで、友人結婚式のため、
バリ→ジャカルタ駆け足旅行にいってきます。
メール等へのお返事も、少々お時間いただくかと思います。ご容赦を。

※今回はお会いできない方も、mixiとか軽く3ヶ月くらい見てないので
近況報告なぞ聞かせていただけると、ありがたいです。
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Posted at 23:25 | life in ET | COM(14) | TB(0) |
2007.10.31

つつがなく

無事に、今年度分の申請作業が完了!

私が担当する草の根/NGO支援スキームは、平たく言えば、
現地で活動する、玉石混合(ただし石率かなり高し)のNGOの中から
これは!と思う原石を探して磨いていく作業のようなもの。
意欲と実力はあるけどお金はないNGOを発掘して、東京に推薦し、
プロジェクト資金を支援してもらうための諸手続きがスムーズに行くようにサポート。
資金がおりたあとは、事業が最大限の成果を生むよう、責任を持って監理する・・と
案件形成からクロージングまで一貫して関われるのが、個人的には大きな魅力でもある。

最近こそ次々と提案書が舞い込むようになったけれど、
赴任当初は、この支援スキーム自体があまり知られていなかったので
おもしろそうなNGOを探しては御用聞きにいく、という営業活動の方が多かったくらい。

ただし自分(=勤務先)のポケットから資金を出せるわけではなく、
お財布を握っているのは東京。金庫番たる本省の担当者のお眼鏡にかなうよう、
説得力のある案件に仕上げるのも私の役目。

審査はあくまでも客観的にドライに行うものの、何度もディスカッションを重ねて、
村に足を運んで、関係者に聞き取りして、と様々なプロセスを経るうちに
はじめは頼りなかったNGOスタッフたちが、少しずつ視野が広がり、
同時にプロジェクトの焦点が定まっていくのを目の当たりにするは、純粋に楽しい。
下町育ちの浪花節大好き人間ですもの、そりゃ多少は情も移るってもんです。

とはいえ、納税者様からの貴重なお金を無尽蔵に使うわけにはいかず、
年度ごとに、過去の実績に従って、申請できる案件の数は制限される。
この数年間、TLでは治安悪化等々の影響で案件が減少傾向だったことが響き
かなり限られた枠になってしまい。。
厳しい選択を迫らたぶん、自分が担当する案件は絶対に通してみせる、と決意し
数か月かけて集めた情報をいよいよ最終的に申請書にまとめあげる、という段になると
「よっしゃ、あとは俺にまかしとけ」的なノリ。

文句のつけようのない提案書に仕上げたる、と決めたら、あとはもう勢い勝負。
読み手に伝わりやすい訴求力の高いストーリーになるよう、情報を整理し、
表現にも気を配り、さらにニーズの裏付けのため各種リポートから数値を拾って。。と
職人肌だしまくって取り組んだ結果、我ながら、かなりの出来栄えになったような気が。
これを読んで支援しないなんて、相当の冷徹漢に違いない、ってくらい(親バカ)。

東京への正式申請には毎年締切も設定されていて、それが今年は10月末日。
気合入れていた割には、大学・大学院時代のレポート提出パターンよろしく、
最終日の夕方に、駆け込みで全ての書類の提出を終えるという、成長の無さ。。

このあとは、本省での厳しい審査が待っているため、まだ安心はできないけれど、
とにかくできるだけのことはした。と思う。
結果が出るまで気は抜けない、とか口では言いつつ、今夜は祝杯です。


Posted at 22:58 | life in ET | COM(0) | TB(0) |
2007.10.28

アイレウ出張

プロジェクトサイトの事前視察のため、1泊2日でアイナロ県・マヌファヒ県へ出張。
島南側、マヌファヒ県の県都サメまでは、ディリから山道をゆられること6時間。
(6時間で島を縦断というところからも この国の小ささが伝わると思われ)

東西に細長く起伏に富んだ地形のティモールは
海岸から内陸に入るとすぐ山道、という感じで
平地の少なさも、農業自給率の低さの一因と実感する。

Aileu沿岸部から見える山々は、乾季のせいか
木材・薪収集のために伐採されたか
茶色い山肌ばかりが目立つ、
サバンナ気候かと見紛うものが多い。
それが山間に入ると、一転、
うっそうと緑濃いが木々が連なり
霧が立ち込める別世界が広がる。
ひんやりと湿った空気が心地よい。

今回の目的は残念ながら山歩きではなく、NGO関係者とともに
助産施設を訪問し、助産婦さんやクリニック管理者に話を聞くこと。

人口の約半分が18歳以下、というこの国は、どこへ行ってもやたらと子どもが多い。
7.8人(2006年WHO資料)という驚異的な出生率を記録する反面、
出産時の妊婦死亡率 0.66%、1歳未満の乳児死亡率も8.8%と非常に高い。
これは助産婦不在&不衛生な環境での自宅出産、
(近代医学の観点からは)誤った伝統的医療措置などに起因するとされ
頻繁な出産で母親の体力・抵抗力が低下すれば、そのリスクはさらに高まる。
また厳しい生活環境・衛生・栄養状態を反映して、13.4%もの子供が
5歳の誕生日を迎える前に亡くなっていく。この傾向は村落部で特に顕著で、
都市部の5歳未満死亡率7%対し、村落部では15%にものぼる。
(数値は2007年ADB経済社会開発レポート、2006年WHO資料、
2006年UNDP『人間開発報告書』、2005年Unicef『世界子ども白書』より)

こうした状況から、母子保健に取り組むNGOは多いが、
カソリックがしっかりと根付いたお国柄(人口の90%と聞いたことがある)ゆえ、
避妊を想起させる「Family Planning」は受け入れられづらい。
そのため、いまも伝統的慣習に従う保守的な村々において、
人々の意識を変えていく取り組みが、少しずつ、でも着実に進められている。

BFHFたとえば家族計画についても
出産自体は否定せず、
ただし次の妊娠までの間隔をあけて
健康な体で元気な赤ちゃんを産みましょう、
という「Family Spacing」の概念が
取り入れられている。

CHC(コミュニティ・ヘルス・センター)など
医療施設での出産奨励も、重点項目のひとつ。
来診習慣がない故の不安感を軽減するため、
来たくても交通手段がない患者の往診のため
助産婦さんが毎日のように村々をまわって、定期検診の重要性を説明している。

calender訪問したCHCの助産婦さんは
「なにしろ妊婦が多いので、
見落としのないように」と
手作りの出産カレンダーを作って、
出産予定日の月のポケットに、
妊婦さんの基本情報を書いたメモを
入れてあるのを見せてくれた。


delivery beds助産院での受け入れ体制も、
たとえば西洋式分娩台の横には
古くから当地で用いられてきた
木製ベッド+ロープが並び、
家族が泊まれる部屋を用意して
自宅出産に近い状況を整えるなど
施設出産への抵抗感をおさえるための
様々な配慮がなされている。

ちなみに壁に描かれた絵は、日本のNGO
シェア=国際保健協力市民の会
作成した保健教育フリップチャートからのもの。
保健分野ではNGO間の連携も盛んで、
保健教材の共有や、トレーニングの共催なども進んでいる様子。


特に意識変革を伴う社会開発分野において
必要なのはdevelopmentではなくchangeだ、とはよく言われるが
母子保健を含む保健・衛生分野も、そのひとつであると思う。
伝統的な慣習や思考がいまだ色濃く残る土地で、上からのお仕着せではなく、
人々が自らの選択で行動を変えるよう仕向けるには、
まず彼ら自身が問題に気づき、解決策を考えるしか抜本的な対策はないように感じる。

同行してもらったNGOスタッフも、
「じれったくて、つい自分で答えを言いたくなることもある」と笑いながら
辛抱強くmobilize、motivate、mentorを続けていくのが、結局は最良の策なのだと。

机の上の情報でしか状況を把握していない政府・県行政担当者にあたってしまい
やれやれ先は長いなあと肩を落としかけることもあるけれど
現場で自ら考え、精力的に活動する助産婦さんやスタッフから話を聞くと
着実に、変化の芽が出つつあるのだと信じられる。

1泊2日、駆け足の出張だったけれど、やはり現場に出なくては、と思う反面、
もっと上の層をどうにかしなくては、と色々と課題を考えさせられた、実り多い訪問だった。
Posted at 21:56 | life in ET | COM(0) | TB(0) |
2007.10.25

TL式・価格決定メカニズム

需要と供給による価格決定メカニズムとか、価格弾力性とかなんとか。
この国は、かつて経済学の授業で習った理論を
日々の実生活の中で体感することができる貴重な場所でもある。

といっても、重要側要因による価格弾力性はあまり無く、
代りに、供給=在庫状況がおもしろいくらい価格に反映されるのは
殆どの物資を輸入、しかも海路に頼っているこの国の宿命なのだろう。

こと輸入品に関しては、価格は、完全に商店主の手に握られている。
しかも入荷状況は極めて不安定なため、最も物資が豊富な首都ですら
一度見かけた商品が、次回もお店に残っているとは限らない。
根が落ち着くのを待つのは、数週間の欠品に耐えるリスクを負うことでもある。

先月、外国人向けからもろローカル店に至るまで、
町中の店という店から数週間にわたって牛乳が消えたあと
(船は港に入っていたのに、通関に手間取ったためとの噂)
再入荷したときは、ほとんどのお店で1割近く値段が上がっていた。

でも1割くらいなら、まだかわいいものだと思う。
先月、初めて冷凍ブルーベリー。を見つけて
おおっ!と思って買ったときのお値段は1.40ドルだった。

翌週だったか、その話を知人にしたところ、
滞在歴が長い彼女も見たことが無いレア商品だったらしく
大急ぎで買いに行ったものの、案の定、すでに売り切れ。
2袋買いだめしなかった自分を、どれだけ悔んだことか。。

blueberryところが、きょう同じお店に買い物に行ったら
ひっそり2袋が積まれているのを発見。
加工日から見て、追加入荷と思われる。
値段を見ると、一気に倍になっていた。
売れるのがわかっているせいか、
ほんと強気ですこと。
で、それを買ってしまう弱気な自分。。
(その後いちどもブルーベリーを見かけないので
この判断は正解だったと思う。)

とにかく在庫があるうちに買いだめしておくのは、TL暮らしの鉄則。
おかげで今では、牛乳はケース買い、しょっちゅう品切れになるヨーグルトに至っては
毎週せっせと、自分で作っております。

で、いまは2週間ほど卵が失踪中。ハーメルンの笛吹き男よろしく
街中の店から持ち去られたんじゃないかってくらい、どこに行っても、無い。
もしかしたら、隣国インドネシアの鳥インフルエンザ問題の関係もあるのだろうか。
といっても、もともとどの国から来たたまごか知らないけど(ローカルでないのは確か)

あ、でも今、いちばん「足りてない」のは電気かも。
先月からずっと、ディリでも毎日、断続的に停電が続いている。
なんでも発電所のジェネレーターがすべて故障しているとかで、
海外から技術者が来て修理を終えるまで、この状況が続くらしい。
アパートのジェネレーターもフル稼働してくれているけれど
週に1度くらい、クールダウンのために電源を切らざるを得ない日があって
おかげで最近は、家に帰ると真っ先に冷蔵/冷凍庫を開けて
腐ったもの、解けきったものがないか確認するというのが日課になりつつある。

さて、次は何が消えるやら。


3月にティモールに来て以来、
CPI(消費者物価指数)は毎月じわじわと上がり続け、
新聞にも、政府に物価調整を求める記事が、定期的に掲載されている。
ガソリンも、日本ほどではないとはいえ1割ほど高くなった。
個人的に、特に影響が大きいと感じるのが資材価格で
自分が関わっているプロジェクトも、見積もりを並べてみると
価格水準が月を追うごとに上昇しているのがわかる。
セメントに至っては、2-3割の価格上昇ともはや高騰の域に入っており
店には在庫がないため、業者間で融通しているとか。

ローカル市場で手に入る野菜・肉などの食品や日用品は
そこまで急激な値上がりはないとはいえ、現地給与で生活している、
いや職があるだけ恵まれているティモール人家庭への打撃も相当だろう。
この状況が続くと、一般市民の生活が苦しくなるにつれ
食糧配給や生活補助を享受できるIDP(国内避難民)への反感も強まりかねない。

貧困に起因する様々なストレスは、ちょっとした刺激でも争いの火種となる。
逆に、目に見えるレベルでの生活改善が実感できれば
国・社会への不満も抑えられ、紛争の芽を摘むことにもつながる。

自分の生活のためだけでなく、治安・社会情勢安定のためにも
物価と食糧/日用品供給の安定を望むばかり。
Posted at 23:49 | life in ET | COM(0) | TB(0) |
2007.10.15

WILD WILD EAST

ディリから、ひたすら東へ車を走らせること6時間。
ティモール最東端のラウテム県の、さらにその端にあるジャコ島は
息をのむほどの海の美しさで知られる、小さな小さな無人島だ。

以前から話には聞いていたけれど、汗ばんだ体にもまとわりつかない、さらさらした白砂と
絵の具を溶かしたような、鮮やかなエメラルドグリーンの海は、
いざ自分で足を踏み入れてみても、まるで現実感がないほどに、美しかった。

Jaco beach


遠浅の海は、真水のプールで泳いでいるかのような透明度で
息を止めて水中にもぐってみると、30m先まで余裕で見渡せそうなビジビリティの高さ。
水深5mくらいのところを泳いでいても、あまりにくっきりと海底が見えるため
深さの感覚さえ、よくわからなくなってくる。

jacojaco
jacojaco


++
呑み仲間でもあるNGO友人が、任期を終えて月末に帰国することになり
送別旅行として、急遽、初のジャコ訪問ツアーを敢行することが決まったのが、先週末。
平日はディリを離れてプロジェクトサイトに入るメンバーが多いため情報収集する間もなく
トルモノモトリアエズ、でも冷えたビールだけはたっぷり積み込んで、いざ出発。

金曜夜発・日曜夜戻り、往復12時間ドライブで旅程の半分は車の中、という強行日程ながら
並外れてタフな女性が多いのは、開発業界の常。
途中で、マナトゥトの塩田(巨大な塩の湖)に寄ったり、
日本軍が作ったという要塞?城壁?の跡に登ってみたり
メハラで60代と思えぬシスターたちが運営するパーマカルチャー農園を見学したり
長い道中も、お楽しみ盛りだくさんで、疲れを感じる暇もないほどだった。



しかも宿の予約もなしに出かけるという暴挙の結果、
(楽天トラベルはおろか電話帳すら無いので、予約できる宿を探すの自体が大変)
初日のバウカウでは、たまたま見つけたローカル宿を値切り、
部屋に殺虫剤を捲きまくって、化学物質汚染と引き換えに安眠を手に入れたものの
2日目の夜、楽しみにしていたジャコ対岸・トゥトゥアラのエコロッジは人気で満室。
他に宿は無し、テントも無し、というにっちもさっちもいかない状況を
宿のスタッフと交渉して、高床吹き抜けキッチンで雑魚寝という荒業で乗り切る羽目に。

いやー。若かりし日のバックパッキング旅行よりもサバイバルだわーと笑いつつ
気を取り直して水浴び(もちろんシャワーなんてない)にいったら、
桶に貯めてあるのは海水だったりして、もう、ここまでくるとプリミティブといった方が近い。

そんな勢いづいた我々のひとりが
たまたま最近、ひょんなことから手に入れた
キャンプ用クッキングセットを持参していたのは
もはや偶然ではなく必然かもしれない。

ジャコまで乗せてもらった漁師から魚と貝を買い、
(ジャコ-トゥトゥアラ間には橋なぞ無く
 漁師のボートに乗せてもらって往復する)
赤米と炊き込んで鯛飯風にするのはまだいいとして
フィンをまな板に、アーミーナイフで捌いた魚を
海の水で洗ったあと、軽くあぶっただけで食べたり、
衛生学的見地からは、かなり無茶なことをしていた。
(ちなみに保健NGOからの参加者も2人いたはずなのだが)
傍から見たら、まるで無人島漂流記のような異様な光景にうつったに違いない。

夜は夜で、ビーチに川の字に寝転んで、
満天の、びっしりと星が詰まった空に数分おきに現れる流れ星を飽きることなく数えたり。
ここまで自然と一体化した旅は、初めて。もしかしたら最初で最後かもしれない。
タンザニア・ペンバ島でのワークキャンプも、当時はかなり自然に近づいた気がしていたけれど
いま振り返ってみると、ペンバは電気も、水道もある「町」だった。

昔むかーし、『天国にいちばん近い島』という映画があったけど、
あれはニューカレドニアだったか。でもジャコ島も負けていない。と思う。
途中でデジカメの電池が切れてしまい、肝心のビーチの写真は殆ど取れずじまいだったけど
いずれにせよ、あの別世界のように美しい光景は、私の腕では切り取れまい。
天国に近づいてみたい方、ぜひ直接、ティモールまでおいでませ。

※旅の前半に撮った写真は、こちらこちらに。
ただし、実際はこの数倍、いや100倍は美しいです。
jaco_fishermen
Posted at 21:02 | 未分類 | COM(0) | TB(0) |
2007.10.10

ないものは、つくるしかない

10月に入って、待望の新居に引っ越した。
真新しい部屋の広いキッチンには
待望のガスコンロ!わーい!!
小さなカウンターの上に
2口電気コンロが乗っただけの
簡易キッチン生活よ、さようなら!

写真は、引越祝いに頂いたワインの数々。
自分で買ったもの数点混じって入るけど
並べてみると、ちょっと壮観。さて何週間もつやら。。

しかも、新しい部屋はインターネット完備!このさいスピードについては贅沢言うまい。
ディリの住宅事情は、以前も書いたとおり完全な売り手市場で、
立地&広さ&設備&価格すべてが条件に合う物件に巡り合えるかどうかは、
運とタイミング、あとは人的ネットワーク次第。
この、まだ一部工事中の新しいアパートに入居できたのも、
数カ月間、大家を追いかけまわした努力の賜物。
なので、引っ越し初日ながら、愛着もひとしお。

キッチンが新しくなれば、創作意欲もまた沸くというもの。
ふと”あ、あれ食べたい”という気分になったとき、
近所のコンビニに走れば、たいがいの欲求はかなう日本と違って
ここでは、殆どのものは自分で作るしかない。
前の部屋では、ふだんお店で買っていた=作り方もよく知らないものに
チャレンジする力もわかず、ただ諦めるしかなかったけど、今は違うのだ。

bagle無性にベーグルが食べたくなった。
もちろん、そんなものは売ってない。
ならば自分で焼くしかない。
・・という至極単純かつ本能的欲求に基づき
行動した結果、←こんなものができました。
(実は我が家にオーブンはないため
 これは上司宅のキッチンを占拠して作った。)

スタバはないけど、マルチブレンダーのおかげで
フラペチーノ&スムージーもどきは作れるので、
ひとりカフェ気分な日曜の午後、なんてのも可能。

しょっちゅうスーパーから姿を消すヨーグルトも
(しかも1ヶ月近く入荷なしなんてザラ)
めったにお目にかかれない&あほ高いリコッタチーズも、今は冷蔵庫に常備。

その他、パスタは言うに及ばず、パエリア、リゾット、チリコンカルネ&トルティーヤ。
大福、くずきりなど和スイーツ、ガトーショコラにNYチーズケーキ、バナナブレッド等々。
(これは休日、職場のキッチンに忍び込んでオーブン使った)
これまで諦めていたそんな”あ、あれ”の数々に少しでも近づくべく、
日々、実験を繰り返すのも、また楽し。

banana_bread以前、どこかのビール会社のCMで
”ないものは、つくるしかない”
というコピーを見かけた記憶があるけれど
いまの生活も、それに近いかも。

モノが限られる場所においては、
貧乏性も、食い意地も、怖いもの知らずも
意外と役に立つものだと日々実感。
そして、どんな場所で暮らそうと
決して痩せられない理由も。。。
Posted at 22:28 | life in ET | COM(0) | TB(0) |
2007.10.04

Got Stoned

10月3日、そろそろ日付も変わろうかという時間帯。
知人宅から家へ帰るべく、すっかり人気が無くなった道を車で走っていたら、
唐突に、背後から『バスッ』という聞きなれない音が。
てっきり後輪で空のペットボトルか何かを踏んだか?とも思ったけれど
今迄に聞いたどの音とも、ちょっと違う、違和感があった。

何かが起きたのは間違いない。状況的におそらく投石だろうと察しはつくものの、
もちろん過去にそんな経験したことないので確信はない。
かといって暗い道で車を留める方が危険なので、とにかく家に向かってスピードを上げる。

数秒後、シャリシャリシャリ。。とこそばゆい音が車内に広がりだして、
ますます気味が悪くなる。結局、家にかるまでずっと続いたしゃりしゃり音の正体は、
細かいヒビが窓ガラス全面に広がっていく音だったらしい。

stoned_1


石が当たったのは、運転席から遠い左後部ウインドウだったうえ
車の購入時に防御フィルムを貼ってあったおかげで
ガラスの破片が車内に飛び散ることもなく、多少動揺はしたものの
怪我を負うことも、パニックになることもなく済んだのは、不幸中の幸いだった。

さらに流通台数の多いパジェロJr.だったので、純正のスペアガラスの在庫もあって
ディーラーさんに車を持ち込んだ当日には、修理も完了。
でもなにが不幸って、保険が利かないために、修理費全額自分持ちなのよね。。
修理代金を払うときに、またむかむかと腹が立ってきた。

事故の状況を思い返してみると、石が投げられる直前、数メートル先に、
黄色いTシャツを着た少年とその仲間数人の姿が見えたのを覚えている。
周囲に他に人の姿はなかったこと、またその直後にガラスが割れたタイミングから、
どう考えても、彼らがやったとしか思えない。

石を投げたと見られる少年らは、まだ10代半ばか後半くらいだと思う。
(といってもティモール人は小柄で細い人が多いので、もっと上かもしれない)
むしゃくしゃしていたのか、それとも単なる愉快犯かは、私にはわからない。

IDPに限らず、この国の若者たちの多くが、将来への希望を見出せずに
フラストレーションを募らせていく姿は、見ていて本当に痛々しい。
不安定な政治社会情勢や失業率の高さ(=極端に少ない雇用機会)を
既定のものとして育ってきたという点で、彼らは一義的に被害者である、と思う。
ただその捌け口を、矛先を他者に向けることは明らかに間違っている。

本来子供をしつけ戒めるべき親たちも、生活に疲れてそれどころではないのかもしれない。
でも。じゃあ。いったい誰が責任を持つのだろう。彼らの将来に対して。
ノンフォーマル教育や職業訓練を通じて、若者のモチベーション向上に寄与しようという
NGOは多いし、実際に成果を上げている。けれど、労働市場が拡大する気配は無く
せっかく身につけた技能を活かせる機会は限られたままだ。
そんな中でも、企業と交渉してインターン制度を導入したり、起業支援をしたりと
少しずつ、イノベーティブな試みが始まっているのを聞いて、勇気づけられることもある。

反面、政治家らは口をそろえて、若者の雇用促進は平和の定着、国づくりの最重要課題だと
言うけれど、で具体的に何を、というのはまだ明確ではないように思う。
一朝一夕に状況を解決するような打開策なんてどこにもないのは、明白すぎる現実で、
だからこそ、とにかく行動することが大事なのに。


そろそろ在ティモール歴も半年。
同じ職場の、9割がたが投石を受けた経験ありという状況下で
これまで被害を免れていたのは、運が良かっただけなのかもしれない。
そして経済・社会情勢が改善されない限り、またいつ、次の石が飛んでくるかわからない。

新たな被害者を生まないためにも、私も、自分のできるところで
社会変革への貢献を続けることくらいしか、根本的な解決策/防御策はないのだろう。
草の根から、ほんのわずかずつでも状況が変わっていくのを見れば、
きっと彼らの心持も、徐々に上向き、前向きになっていくことを願いながら。

Posted at 21:45 | life in ET | COM(0) | TB(0) |
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