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2007.05.26

ほろ苦い歴史の痕跡

一時帰国に向け、お土産の買出しに、
タイス(伝統的織物)マーケットへ。
折からの雨で、自転車散歩の
足止めを食っていたこともあり
同じような店構え・品揃えの店が並ぶ中を
ちょっとした色の組合せの違いに、
あーでもないこーでもない、といったりきたり。
買物に付き合ってくれたティモール人の友人も
さすがに最後の方は、「えー全部一緒じゃん」て顔をしてたような。

ヒマそうにしてた彼が興味深そうに見てたのが、
この「JAPANSCHE」と書かれたアンティークのお札。
日本軍がTL占領したときに使っていた暫定通貨とのこと。

同年代の友人は、占領のことは本や昔語りで見聞きするくらいで
その前後のポルトガル・インドネシア統治時代の方が
歴史一般的にも、家族史としても、直接的かつ複雑な経験らしい。
実際、日本人である私自身も、こんな機会でもないと
なかなか思い出すこともないくらい、普段の生活からは遠い話。

そして今、小さなディリの町の様々な場所で
「From People of Japan」と添えられた日の丸やODAロゴを目にする。
NGO、UN機関、政府機関など立場の違いはあっても
この国の、人々の力になりたいとみな奮闘している。

視線が前を向いていると、過去を振り返ることを忘れてしまいがち。
だからこそ余計に、意識して立ち止まり、
歴史を掘り起こす作業が必要とされるのだと思う。

その点において、大阪外語大の松野明久氏をはじめとする
東ティモールの歴史・現状に関する情報を発信し
また従軍慰安婦問題を追求し続ける方々の活動には
援助関係者のはしくれとして、もっと目を向けねばいけないと自省した。

タイスもまあまあ気に入るものが見つかったし
思いがけず歴史の一片を呼び起こすこともできたし
たまには、雨に降られるのも悪くはないかも。
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