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2007.03.19

未来をつくる場所

こちらで活動している日本NGOのひとつ、「国境なき子どもたち(KnK)」主催の
スポーツ大会を見学するため、Comoro地区にあるユースセンターへ。

KnK_20070319付近にはかつてディリ最大の市場があり
人々の往来も多く活気ある地区だったようだが
2006年の騒乱で特に大きな被害を受け、
市場はじめ多くの建物が破壊されてしまった。
コモロ地区の治安はいまも不安定で、
毎日のように小さな事件が報告されている。
(若者が集まって騒いでいた、とか
 本当にちょっとしたことも含めて)

このユースセンターも、もともとはコミュニティセンターとして
地域の人々の集い・啓発・教育の場として使われていたものだが
暴動以降、全てのプログラムが停止されてしまった。

さいわい暴動の折も建物自体は無事だったので、
KnKでは、昨年10月から、地元のエデュケーショングループ
「Comoro Child and Youth Center Foundation(CCYCF)」と共同で
修復・清掃をすすめ、コミュニティ施設として再生させようとしている。

ユニークなのは、英会話や職業訓練など学習機会を提供すると同時に
スポーツ等を通じた「情操教育」を軸に据えているところ。
KnKのプロジェクトコーディネイター氏も、主催あいさつの中で
「スポーツにより友好・協調の心を育むことで
暴力の連鎖を断ち切りたい」と述べていた。

若者たちは、チームプレー、フェアプレーといった精神を通じて
ルールを遵守し、互いを信頼し、敬い、協力し合うことを学ぶ。
また同時に、何かに没頭し健康的に汗を流す場をもつことは
現状への閉塞感や将来への不安からくるストレスをも
発散させる効果もあるように思う。

football match何よりも、夢中でボールを追う子どもたちを見て
みんなが毎日笑顔で過ごせる、
いつでも安心して帰れる場所があることが
彼らに精神的な安定をもたらしているように感じた。

敷地内には、電気修理技術や英語の教室棟のほか
図書館、シーソー等の遊具等もあり、
子どもたちは(授業のない時間は)好きなときに自由に遊べるそうだ。
もともと集いの場として使われていただけあって、
「わざわざ来る」感がないのも、この施設の利点のひとつだろう。

KnKスタッフの方が、「ここは可能性に満ちた場所なんです」と
熱っぽく語ってくださった姿が、とても印象的だった。

今日から新たに開放されたバレーボールコートの修復作業も
子どもたちや父兄がボランティアとして修復作業に参加したという。
利用者自身が「自分たちの場所」として、率先して貢献しようとする姿勢は
プログラムの長期的成功には欠かせない。
施設としての可能性が、子どもたちの可能性も伸ばし、
そして子どもたち自身が、施設をより良いものへと改善していく。
そんな相乗効果を生み出す場所になってほしいものだ。


中央市場はいまも閉鎖されたままで機能していないが
閉ざされた門の外には、野菜売りが露店を連ねる。
駐在員の方いわく、この一帯の露店は
種類の豊富さでも、質の面でも優れているため
今でもわざわざ買いに来る人も多いとのこと。

この地区の治安が回復し、人々の往来が増え、
かつての活況を取り戻には、まだまだ時間がかかるだろう。
何年先になるかわからないそのときまで、そしてその後も、
このセンターは常に笑い声が響く場所であってほしい、と 切に願う。

dance team waiting for a football game


仕事モードの延長で、つい堅苦しい書き方になってしまいましたが
要は子どもの元気な&無邪気な笑顔にはかなわないってことです。

+国境なき子どもたち(KnK)・東ティモールでの活動

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