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2007.09.01

初上陸

Nakromaディリから一番近い海外。といえば、
30km北側にある小さな島、アタウロ島
ドイツGTZ寄贈の大型フェリー
Nakroma(光の船との意味とか)のおかげで
2時間半の船旅は揺れも少なく、
容赦ない陽射を除けば、なかなか快適だった。

人口約8,000人、漁業以外にたいした産業もないこの島は
だからこそ、というべきか。海の美しさで知られる。
島の南西部には、オーストラリア系のNGOが運営するエコロッジもあり
船内には、週末をそこで過ごすのであろう外国人の姿も目につく。

しかーし。
今日の渡航の目的は、海ではないのだ。残念ながら。
ポルトガルが支援したという、大規模な水供給システムの
見学&完成式出席のため、内陸にこもりっきり。
ポルトガルは、今後2010年までの3年間で
6千万ユーロにおよぶ対TL支援を行うと決定したとかで
この給水システムもその一環かもしれない
(ちなみに2004-2006の実績は、5千万ユーロ)。

water tank in Atauro美しい海に囲まれた島国とはいえ、
生活用水となると話は別。
一般に、人間は20リットル/日の
生活用水を必要とするといわれる。
現実には、この国、特に村落部では
そんな恵まれた水環境があるところは稀で、
毎日、数リットルの水を得るために、
数キロ離れた水源まで、女性子ども総動員で
水を汲みに行くのはよくあること。
あとは雨水を溜めて使ったり。
水質なんて言ってる場合ではなく
そのために、赤痢など水因性と思われる疾患もなかなか減らない。
乾季の終わりかけている今ごろは、特に水不足が深刻化する時期で
村唯一の水源である泉や川も枯れてしまい、
1日3リットルという、過酷な状況に置かれている村もあると聞く。
日本では1回顔を洗えば終わりそうな量で、1日を過ごすということだ。
(飲食用途での最低摂取量が3Lだったと思う。もちろん衛生や調理用途は含まずに)

保健衛生、農業、、すべての源となる水。
いわば生命の源をを確保するためのプロジェクトへの支援依頼も、
そんな状況ゆえに、次々と舞い込んでくる。

自分が大富豪なら、全部助けてあげたいのはやまやまなのだけど
こちらも限られた予算ゆえ、そうもいかず。。
裨益効果、あるいは、ニーズの深刻さなどの観点から
ほんの数件だけに絞り込むのは、本当に悩ましい。
絞ったら絞ったで、効果と持続性を確実にするための情報収集や
サイト&コミュニティ訪問、といったブラッシュアップ作業が延々と続き、、、
晴れてファンドがおりるのは提案書を受け取ってから半年後、という例も少なくない。

今年も、そんな経緯を経て手塩にかけて育ててきた水案件が2つ。
もうすぐ本申請へと送り出すことができそうな段階までやってきた。
村じゅう総出で歓迎の踊りを披露してくれたアタウロの人々の
誇らしげな顔を思い出しながら、ラストスパート、がんばろうっと。

fascionistacouplewith machete
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