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2007.09.11

バリ医療事情

今回、骨休めと言いつつ、実は最大の目的の1つだったのが
バリの救急病院での、左足親指の除去手術。
6月の一時帰国時バンコクでペディキュアした際、
爪の内側が化膿してしまって以来、毎日消毒しても
高温多湿な気候ゆえか、症状が全く改善せぬまま、はや3ヶ月。
深夜のマッサージ屋がここまで高くつくとは。気分よくチップも弾んだというのに。。

++
クタには、BIMC(Bali International Medical Centre)
International SOS Clinicという、2つの総合救急病院があり
どちらも日本の海外旅行保険があれば、キャッシュレス治療が受けられる。

もともとは、到着初日にの夕方SOSを予約していたのだけど、
メルパチ航空の遅延のおかげで先生が帰ってしまい
さらに、電話や窓口の対応もいまひとつだったため
(ディレイの連絡を数回入れたのに、メモ一つ残ってなかった)
日を改めて、ウブドから戻ったあとにBIMCに行くことにしたのだ。
蓋を開けてみると、この変更は大正解だったように思う。
(SOSでは治療を受けていないので、比較対象にはできないけれど)

完全に外国人向けで、料金もそれなりにお高いだけあって
正直言って、サービス面も衛生面も、全体的な安心感も、
へたな日本の公立総合病院(=うちの地元の)より上かも。
24時間各科の医師が常駐しており、予約は何時でもOK。
医師はインドネシア人、外国人ともに英語で対応してくれるし
言葉が心配な場合も、通常営業時間(朝9-17時だったと思う)なら
日本人通訳の方が同席してくれる。

私も実は、初回の問診は医療用語が不安で電子辞書を持参したのだけど
午後半ばの予約だったおかげで、通訳の方がついてくださり
これまでの経緯やディリで対応可能な処置など
きちんと伝えることができて、とても助かった。


診察は完全個室で、使い捨て、あるいは完全に滅菌消毒された器具が
整然と並んでいるのを見て、ローカルな病院にありがちな
治療後にますます症状悪化するんじゃないか的な
不安感や後悔の念に襲われることもない。

30代前半とみえる女医さんのテキパキとした診察の結果、
化膿が思ったよりも進行していることが発覚。
よって、部分除去ではなく、爪丸ごと剥がすことに。。
手術後1か月はビーチ厳禁、とのお達しが出てしまったため
じゃあ最終日まで遊んでからにする―、と
無謀にも、出発日の朝6時に手術の予約を入れ、
抗生物質やら、使い捨て消毒キット一式をもらって帰る。

で、最終日である2日後、ホテルをチェックアウト後、まずクリニックで下車。
やはり早朝便で発つ相方と別れて、重くなったスーツケースを抱えていざ病室へ。
前回とは違う、しかしやはり若いインドネシア人の男性医師が
やはりてきぱきと、さらに若い助手に指示をしながら手術の用意を進めていく。
消毒・麻酔から、患部の状態など、ひとつひとつ英語で説明してくれるので
こちらも落ち着いてまかせることができる。

女性は気を失うことがあるから、と、はじめは仰向けになり天井の照明を眺めていたものの
途中で麻酔を足すことになったあたりから、自分の足に何が起きているのか気になって
つい起き上がって、スプラッタ気味なシーンをまじまじと観察してしまった。
必要以上に流血沙汰には強いとはいえ、(でもホラー映画は大嫌い)
さすがに気分の良い映像ではなかったけど。

手術は1時間弱で終了し、麻酔のおかげで(当面は)痛みも無し。
飛行機の時間まで余裕があったので、ロビーで、温かいコーヒーで一息。
キャッシュレスなので、支払い義務は一切生じないものの、
最後に書類にサインをする際に、金額をチラ見してびっくり。
ざっと350ドルくらいかかっていたような(治療費、薬代一式)。
前回の問診とあわせると、いったい幾らになるのやら。。

海外旅行保険の存在に感謝するとともに、
外国人向け「ビジネス」と現地事情との格差を感じてしまう。

金額に見合うだけのサービスではあったと思うし
医療サービスは、健康に関わる大事なものゆえ、
多少高くついても、信頼できる場所で、というニーズにも合っているのだろう。
それでも、バリにあって、バリの外側にいるような違和感は否めない。

かくいう私も、ディリで治療を受けることは全く考えずに
保険の恩恵をフルに活かして、ここへやってきたクチだ。
自分への言い訳かもしれないけれど、お金には代えられぬ健康を、
お金で手に入れられる特権を行使する行為自体は、悪いことではないと思う。
問題は、その違和感を、どこかで現地に還元することができるかどうか。

ティモールに帰ったら、保健医療関連プロジェクトのための事前調査で、
地方のクリニックを訪問する予定になっている。
数時間山道を歩いて患者が通ってくるという、その場所にいけば
自分の特権を、さらに強く意識することになるだろう。

心身ゆるみきったバリ滞在の最終段階、
意外なところで、ネジを巻きなおすことになった。
これはこれで、いい休暇の終え方 かも。
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